今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事でわかる事
- 映画を使ったリスニングの効果
- 映画を使う際の注意点
- 5つの学習ステップ
- おすすめの映画
リスニングの学習に映画を使いたいという人は結構いるのではないでしょうか?
好きな映画で英語を学習していけたら、かなり楽しいですよね。
そこで今回は洋画を100本ほど見た私が映画を使ったリスニングの学習について解説していきたいと思います。
それではいきましょう〜
本記事の信頼性
本記事の内容
映画を使ったリスニングの効果
結論、映画を使ったリスニングは正しくやれば効果はあります。
私が感じた具体的な効果はこんな感じです。
-
ネイティブ同士の会話が聞き取れるようになる
- スピーキング力が上がる
それでは1つずつ見ていきましょう。
効果1:ネイティブ同士の会話が聞き取れるようになる
映画を使ってリスニング学習していった結果、ネイティブ同士の自然な英語が聞き取れるようになりました。
-
リスニング教材と映画の違い
■リスニング教材
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比較的ゆっくりで簡単な表現が多め
- 内容も込み入ったものは少ない
■映画
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普通の話すスピード(場面によってはかなり早く感じる)
- 内容は簡単なものから難しいものまで
上記の通りです。
そもそも映画は学習者用に作られていないので、少し早く聞こえたりするかもしれませんが、実際にはそれが普通のスピードとなります。
正直、私も教材などの音声を聞くだけではネイティブ同士の会話を聞き取れるようにはならなかったと思います。
教材の音声はアナウンサーのようにゆっくりはっきり話されますが、実際の会話は違いますよね。
効果2:スピーキング力が上がる
なぜスピーキング?と思うかもしれません。
現在、仕事で海外からの電話対応ができているのもこういったおかげかなと思います。
でもただ聞いているだけではスピーキング力は上がらないので注意です。
具体的な学習法については最後に紹介しますね。
2つの注意ポイント
ただ映画を使ったリスニングの学習にはいくつかの注意ポイントがあるので紹介しますね。
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英語の基礎は固めるべし
- 初心者向きではない
では順に解説しますね。
注意1:英語の基礎は固めるべし
英語の基礎、つまり文法の理解や基本的な単語を知らない人は基礎固めを最優先でやりましょう。
基礎がない状態では英語を聞いてもまだ理解できないです。
読んでわからないものは聞いても分からないので、まずは読める状態を目指しましょう。
注意2:初心者向きではない
映画を使ったリスニング学習は初心者向きではないです。
そのためある程度英語の基礎がある人でも、教材のリスニングなどを挟んでからやる事をおすすめします。
必要な目安レベル:TOEIC600点
ざっとした目安ではありますが映画を使っていく場合、TOEIC600点は欲しいところです。
600点あれば基本的な知識とリスニングはOKだと思います。
これに届かないよという人はまずはここを目指してみましょう。
TOEIC600点は基礎をつければ全然取れる点数なので、そのための学習方法についてはこちらの記事を読んでみてください。
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学習ステップ
映画を使ったリスニングの学習ステップは次の通りです。
-
学習する場面を決める
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英語音声、日本語字幕で見る
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英語音声、英語字幕で見る
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英語字幕でスピーキング練習
- 英語音声だけで聞き取りチェック
以上の5ステップです。
では順番に説明しますね。
ステップ1:学習する場面を決める
映画は2時間前後あることが多いので、使いたい場面を選んだ方がいいです。
上のステップを見て分かったと思いますが、全部で5ステップあります。
つまり映画全体を使ったらこれだけで10時間近くかかってしまいます。
さすがにそれはキツすぎるのでもっと短くしていきましょう。
- おすすめする場面の選び方
区切りの良い5〜10分ほどの場面。
上記の通りで、初めのうちはさらに短く5分以内でもいいかなと思います。
それというのも最初のうちは、なかなか聞き取れなかったりするので何回も繰り返して聞く場合が多いです。
そのためあまりにも長いと時間がかかり過ぎてしまいます。
長い場面→時間がかかる→やる気がなくなる
こんな負のサイクルを避けるためにも、初めは短い場面がおすすめです。
ステップ2:英語音声、日本語字幕で見る
まずは日本語字幕を確認して内容を理解してしまう方がスムーズです。
-
日本語字幕から聞いた場合
内容を理解しているので、分からない表現が出てきても日本語と照らし合わせができる。
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英語字幕から聞いた場合
内容が分からないので、分からない部分を調べるのに時間がかかりがち。
英語字幕から初めてもOKですが、日本語字幕で分からない部分を確認したりすると思うので、最初から日本語で内容をおさえておくのがいいと思います。
注意:日本語吹き替えはおすすめしません
日本語吹き替えは英語の原文と違うことがよくあります。
意訳していたり、細かな表現が違うこともよくあるので字幕をおすすめします。
ステップ3:英語音声、英語字幕で見る
ここでは音声を聞いて英語字幕を見て、照らし合わせいきましょう。
分からない表現がある場合はここで調べておきましょう。
ポイント:音の繋がりや変化に注目!
例えば、『I have an apple.』という文はゆっくり読めば『アイ ハブ アン アップル』となります。
でも実際には単語同士の音が繋がり『アイ ハブァ ナッポォ』のように聞こえます。
こんな感じで文字通りには聞こえてこないので、その違いを注意して聞いてみましょう。
ステップ4:英語字幕でスピーキング練習
字幕を見ながらでOKなのでセリフを声に出して再現してみましょう。
リスニングは聞くだけと思われがちですが、自分で話せない文章は聞いても分からない事が多いです。
例えば、『right:正しい』と『light:光』のようなLとRの区別が苦手という人は多いと思います。
でも自分で発音できるようになるとこの違いも分かるようになったので、話せるようになれば聞けるようにもなってきます。
ステップ5:英語音声だけで聞き取りチェック
スピーキング練習もしているので、ここまで来ればほぼ聞き取れるようになっているはずです。
最後の確認をしていきましょう。
おすすめの映画
人によって好きなジャンルが違うので、なかなか指定はできませんがある程度おすすめのジャンルはあります。
おすすめジャンル
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ヒューマンドラマ
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ラブロマンス
-
ファミリー
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コメディ
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アクション
- SF など
もちろんこれら以外がダメなわけではありません。
ただ上のようなジャンルの方が日常でもそのまま使える文章なども多いのでおすすめです。
ただホラーやアクション映画でもアクション多めだったりすると、そもそもセリフが少なかったりするので注意しましょう。
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まとめ:基礎を身につけて回数をこなす
映画を使ったリスニングの効果。
-
ネイティブ同士の会話が聞き取れるようになる
- スピーキング力が上がる
映画を使ったリスニング学習の注意ポイント。
-
英語の基礎は固めるべし
- 初心者向きではない
映画を使ったリスニングの学習ステップ。
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学習する場面を決める
-
英語音声、日本語字幕で見る
-
英語音声、英語字幕で見る
-
英語字幕でスピーキング練習
- 英語音声だけで聞き取りチェック
今回は以上です。