今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事でわかること
- 文法に完璧はあるのか
- 完璧にするための学習法
- 完璧を目指す時の注意点
英文法っていまいち理解できたのかどうか、分かりづらいですよね。
簡単そうな4択問題がなかなか正解しなかったり、読めそうで読めない文章などもありますよね。
そんなモヤモヤから文法を完璧にしてしまいたいと思う人も多いはず。
そこで今回は文法を完璧にしていく方法について見ていきます。
それでは行きましょう〜
本記事の信頼性
本記事の内容
文法に完璧はあるの?
まず前提として文法には完璧があるのかどうかですが、結論は一応あります。
なぜ一応なのかと言いますと、完璧な文法で英語を使ったり話す人はなかなかいないからです。
完璧な文法のイメージとしてはNHKなどのニュースのアナウンサーです。
アメリカですとCBPであったり、イギリスならBBCのアナウンサーのようなイメージです。
ニュースのアナウンサーの日本語は完璧ですが、日常で使っていたら少し変ですよね。
例えば、完璧な日本語の場合
-
今日はあったかい1日です。ではなく
- 今日はあたたかい1日です。
となります。
でも実際には『あたたかい』とはなかなか言いませんよね。
例えば、英語の場合ですと、実は2重否定は強調するために使ったりもします。
- I don’t want to know nothing. :本当に何も知りたくないです。
でも正式な英文法では2重否定はNGなので、ニュースなどでは使われません。
こんな感じで完璧な文法はありますが、完璧な文法を使う人はほぼいませんし、その必要もないのが現実です。
でもこれはちゃんとした正式な文法を知らないわけではありません。
確かに普段は『あったかい』と言っていても、正式には『あたたかい』という事は知ってますよね。
これは英語ネイティブも同じで、正式な文法を知ってるには知ってるので、一通り学習していく必要があります。
完璧にするための学習法
結論、文法を完璧にするためには参考書の端から端までやればOKです。
というのも一般的な高校レベルの参考書は英文法のほとんど全てをカバーしているからです。
高校レベルの参考書を勉強して理解しておけば、単語が分からない場合をのぞいて基本、分かるようになります。
完璧にするための具体的な学習法は次の通りです。
-
参考書を繰り返す
-
覚えた文法項目を説明できるか確認
- 文法項目を使った作文、音読
では順番に見ていきましょう。
参考書を繰り返す
参考書は1回読んだだけでは、なかなか覚える事はできませんよね。
そのため最低でも3回は読んでおきたいところです。
ちなみにおすすめの参考書はこちらです。
こちらの参考書の進め方としては、基本的には普通に読み進めるだけでOKです。
文法と言うと暗記するものと思われがちですが、『1億人の英文法』はネイティブがどのように文法をとらえているのか理解できる参考書になっています。
そのため読み進めるだけで、英語ネイティブの感覚が身につくようにできています。
詳しくはこちらの記事でも書いているので読んでみてください。
-
英文法をイメージで覚えるべき意外な理由『ネイティブの視点が身につきます』
英語学習者英文法が難しいです。イメージを使うと良いと聞いたのですが本当でしょうか?おすすめの参考書も知りたいです。 今回はこんな疑問に答えていきます。 この記事でわかる事 イメージで理解 ...
続きを見る
そうは言っても1人で学習していくのは、少し不安がある人もいると思います。
参考書を3回読むためには最低でも2か月はかかりますので。
そういう場合は『スタサプENGLISH 』などでプロ講師の文法レッスンを受けつつ、参考書を読み込むとさらに効果がアップします。
覚えた文法項目を説明できるか確認
参考書を最低3回読み終わったら、理解して頭に入っているか確認してみましょう。
ここで忘れてしまっていては意味がありませんので。
確認方法は何も見ずに文法を説明できるかどうかです。
例えば、こんな感じです。
-
過去形と過去分詞(have pp)の意味の違い
-
なぜ丁寧な表現の時は過去形を使うのか?
Could you〜 Would you〜など
※これらは全て『1億人の英文法』に書かれています。
仮に分かっていたとしても、何も見ずに説明できなければ覚えてはいないという事です。
そのため説明できなかった部分を中心に、参考書をもう一度読み直してみましょう。
文法項目を使った作文、音読
最後にこの工程をする事で、文法はかなり完璧になります。
実際に英語を声に出して使うことによって、さらに文法が定着します。
また音読を繰り返すことで文法に慣れ、文章を読むのが速くなったりスムーズになります。
音読のやり方は次の通りです。
-
参考書の例文を音読
-
例文の単語を変えて音読
- 何も見ずに音読
まずは例文をそのまま音読して、その次に単語を変えて音読しましょう。
最後に参考書を見ずに音読という流れを繰り返します。
音読のポイントは文の意味と使われる場面をイメージしながら読む事です。
例えば、こんな文なら友達と旅行について話している時など、使えそうな場面をイメージします。
-
I have been to the UK when I was a kid.:子供の頃イギリスへ行った事があります。
- さらに完璧を目指す人へ
英文法をさらにネイティブレベルに近づけたいという人は、実際の会話を通して文法を身につけるのがおすすめです。
会話で身につけた文法や表現はリスニングや長文読解でも役立ちます。
そんな会話の練習に最適なのがオンライン英会話です。
こちらの記事でおすすめのオンライン英会話をまとめているので読んでみてください。
-
【無料あり】おすすめオンライン英会話3選『ネイティブレベルも狙える』
英語学習者英語を話せるようになりたいです。 オンライン英会話って便利そうだけど色々あってよく分からない、、、 実際の声を聞きたいです。 今回はこんな疑問にお答えします。 こ ...
続きを見る
完璧を目指す際の注意点
文法を学習する上で気をつけたいポイントは、完璧になるのを待たない事です。
と言ってもピンときませんよね。
つまり文法が完璧になるまで、他のことを何にもやらないのはNGです。
上で紹介した学習法の場合、全てを通すと最低でも3〜4ヶ月かかります。
そのため文法が完璧になるまで他の事をしないのではなく、他の単語などの学習も並行するのがおすすめです。
まとめ:
今回の内容をまとめるとこんな感じになります。
- 文法に完璧はあるが、完璧な文法を使う人はほぼいない
- 完璧な文法は高校レベルの参考書でOK
- 完璧になるまで何もしないのはNG
完璧にするための具体的な学習法。
-
参考書を繰り返す
-
覚えた文法項目を説明できるか確認
- 文法項目を使った作文、音読
今回は以上です。