皆さんこんにちは
アメコミ映画チャンネルです。
教科書のような英語だけではなく、実際に使われる英語も分かるようにしてスピーキングにも活かしたいですよね。
でも英語の教材ばかり使っていてもなかなかネイティブの会話を理解するのは難しいです。
なぜなら教材は分かりやすくするためにゆっくりはっきり聞こえるようにできているから。
しかも読んでいるのはナレーター。
日常でナレーターのように話す人などいないですよね、、、
せっかく勉強するからには『ネイティブの英語を理解できるようにする』などと目標を立てている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は映画のセリフを使い、スピーキング力をつける方法を公開します。
本記事の内容
・映画での英語学習は効果あるの?
・映画のセリフを暗記する
具体的なセリフを使った勉強法
・セリフを使った勉強のポイント
・英会話・スピーキングの注意点
映画での英語勉強は効果あるの?
結論、映画での勉強は効果あります。
私自身、映画が好きでこれまでけっこう見ており、かなり練習になっていると実感しています。
しかし間違ったやり方を続けていてもなかなか効果がないのも事実。
間違った方法の一つがただ映画を見るだけなどの聞きながしです。
例えば、全然わからない韓国の映画を見ていても韓国語が上達しないのと同じように、英語を聞くだけ・映画を見るだけでは効果はほぼないです。
効果ゼロとは言いませんがかなり遠回りなのでオススメできません。
また注意点としては映画を使った勉強は中高程度でやるような英語の基礎はほしいです。
TOEICで言うところの600〜700点程度。
全く英語がわからないのに映画を使って勉強するのはオススメしません。
なぜなら何を言っているのか分からないため嫌になりやすく、分からない部分がほとんどのため時間がかかりすぎるから。
難しすぎる映画を使って3日坊主になるよりも、簡単な基礎を長く続けるほうが大切。
そのため基礎ができていないと思う方はまずは基礎つくりからしてみましょう。
映画のセリフを暗記する
映画のセリフを暗記するのは効果のある方法の1つです。
セリフを暗記しておけばそのまま会話で使うこともできますし表現の勉強にもなります。
しかしただ単に丸暗記すればいいというわけではないです。
なぜならセリフの意味は状況によって意味が変わり、日本語訳は意訳が多いから。
例えば、私がまだ英語学習を始めたばかりの頃、映画『スパイダーマン』の中で『Jesus Parker』というセリフがありました。
Jesusとはイエスキリストの事です。(Parkerは主人公の名前)
でも日本語字幕には『チクショー、パーカー』となっており、私はかなり長い間『あ!ジーザスってチクショーって意味なのか!』と本気で思っていました笑。
これが間違いだと気づいたのは他の映画で、品の良い女性が同じく『Jesus』と言っており『ん?なんか変だぞ?』となりました。
このように何も考えずにセリフを暗記してもほぼ意味ないです。
具体的なセリフを使った勉強法
何も考えずにセリフを丸暗記したり日本語訳を覚えてもあまり効果的でないことがお分かりいただけたと思います。
そのため映画のセリフを使い勉強するときに気をつけるのは2つのポイント。
・日本語字幕ではなく英語字幕をつける
・セリフが使われている状況と代名詞に気をつける
日本語字幕は意訳(メッセージを組みとって訳すこと)してあるため正確な英語の意味ではありません。
そのため英語字幕を使います。
例えば、英語では『Where am I ?(私はどこにいるの?)』というセリフが『ここはどこ?』となる場合が多いです。
どんな日本語訳にもこのようなギャップがあるので英語字幕をつけましょう。
2つ目の状況と代名詞に気をつけるのは、そのまま覚えてそのまま使うことができないから。
例えば『I need it. それが必要だ』とそのまま覚えても『それって何?』となるため、いつでもそのまま使えるわけではないです。
映画のセリフを使った勉強は4ステップ。
1.比較的理解できそうな映画の場面を見つける。
2.字幕を見ながら数回聞く
3.映画を止めてセリフを声に出す
4.映画のセリフと同時に声に出す。
まずはYouTubeの『Movie Clips』のようなもので良いので映画の中の2〜3分ほどの場面を決めましょう。
場面が長すぎると練習しづらいので短めが良いです。
この時なるべく字幕なしでも理解できるものを選んでください。
意味が分からないセリフは当然ながら練習にならないです。
もしなかなか聞き取れる映画が見つからない場合は、あまり基礎ができていないと思うので英語のリスニングが聞き取れない5つの本当の理由を参考にしてみてください。
使う場面が選べたらステップ2。
ここでは数回聞いて状況をつかみつつ、itなど代名詞に注意しましょう。
次に映画を止めて自分でセリフを言ってみます。
この時、できるなら代名詞の部分を変えるのも効果的。
例えばセリフでは『I like it:それが好きだ』と言っているところをitではなくdogsなどアレンジします。
このように練習することで同じ表現でも使える場面や内容がグッと広がります。
最後にセリフと一緒に声を出して復習。
俳優を完コピするつもりでやるのがオススメです。
1つの場面でこの4ステップが終わったら、他のセリフでもこのステップをくり返します。
セリフを使った勉強のポイント
暗記すると書きましたが何も考えずに丸暗記するのはよくないです。
会話は状況が大切なので覚えた通りに使えるとは限りませんよね。
音読などの声に出す練習で大切なのは『自分がその言葉を使う場面をイメージしながら声に出す』こと。
ようは役者になったつもりで声に出すことが大切です。
自分が英語で会話している場面をイメージしながら音読すると、実際に英語を話すときにスムーズに英語が出てきます。
でもどんな時にこの英語を話すのかイメージせずに練習すると、なかなか英語が出てこないです。
学校でも音読をしたことがあると思います。でも日本人が全然英語を話せないのは音読のやり方が間違っているから。
つまり使う状況など何も考えずにボーっと読んでるだけだからです。
セリフで勉強するときのポイントは役者になったつもりで場面に入り込むこと。
演技の上手い下手は関係ないですし、一人でやる練習なので恥ずかしくもないです。
このちょっとした事をするかしないかでスピーキングはかなり変わります。
英会話・スピーキングでの注意点
映画のセリフを使った勉強は効果的な方法なのですが1つ注意しなければならないことがあります。
それが表現は適切かどうかという事。
例えば、映画で出てきた友達どうしのセリフをそのまま初対面の人には使えないかもしれません。
誰だって初めて会った人に『おい、おまえ!』なんて言われたらムッとしますよね。
また映画には汚い表現もあるので、あまり分からないうちはスラングなどは実際に使わないのが安全です。
英語のちょっと丁寧な表現
ここで少しだけ英語で丁寧に話すポイントを紹介します。
知ってる人も多いと思いますが、過去形を使います。
Can youよりもCould you
Do you よりもDid you
Will youよりもWould you のほうが丁寧に聞こえます。
映画のセリフで勉強するときには『スラングなのか?汚い言葉なのか?』は頭の隅に置いておくといいと思います。
映画での練習は主にインプットとなります。
でも頭に情報を詰め込むだけでは英語は話せません。
なぜならアウトプットが少ないから。
英語を実際に話せるようにするには映画を使った練習、プラスアルファが欲しいところです。
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