内容も複雑だし、覚え切れる気がしないです。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
この記事で分かること
・間違った文法の学習法
・効果的な文法の学習法
・初心者でも独学でOK？
・英語を使えるようにするためのトレーニング
英語の骨組みとも言える文法は大切ですが正直、覚えるのってツライですよね。
学校で一通りやったけど結局よく分からない人も多いと思います。
でも実際は文法を難しいと思っているほとんどの人が間違った学習をしているため難しく感じています。
そこで今回は足を踏み入れやすい間違った文法の学習法と正しい学習法、英語を使えるようにするための方法を紹介します。
それでは行きましょう〜
本記事の信頼性
本記事の内容
４つの良くない文法学習法
まず最初は私の10年以上の英語学習の経験から良くない文法の学習法を4つ紹介します。
・ノート作り
・問題をひたすら解く
・丸暗記
・だまって静かに勉強
もしこの4つのうち１つでも同じような勉強をしていたらやり方を変える必要があります。
ノート作り
ノート作りは意外と多くの人がやっていると思いますがオススメ出来ません。
この方法は時間がかかりすぎる上に効率が悪いからです。
目でみて手を動かして覚える人もいると思いますし、それでも一定の効果はあると思います。
でも当たり前ですが読むよりペンを走らせるほうが時間がかかります。
もし文法書の初めから最後までノートを作るとしたら、とんでもない時間がかかってしまいますよね。
実際、ほとんどのノート作りは本の内容を写すだけなのでそれなら初めから本を読めばOK。
またノートをきれいに作るのも時間のムダなのでやめたほうが良いです。
どうしてもノートづくりは作業になってしまい、ノート作りが目的になりがちだからです。
同じ時間があるなら繰り返し文法書を読むほうが効果もあって効率的です。
ひたすら問題を解く
これもかつて私もやりましたが今考えるとほぼ意味がありませんでした。
問題を解くのは文法を理解することではなく、どうしても問題の数をこなすことが目的になりがちです。
もちろん問題を解くことで理解が深まればOKですが、実際はそうならない事が多いです。
私がそうだったのですが問題を作業のようにこなすのは、分かった気になっているだけです。
残念なことにほとんどの問題集の解説はあまり親切とは言えず正直、意味不明ですよね。
分からないから解説を読んでいるのに、解説に分からない言葉がでてきて無限ループなんて事もよくありました。
結論、問題をガムシャラに解いても文法は分かるようにはなりません。
丸暗記
丸暗記もやりましたが、かなり遠回りでした。
文法は暗記ではなく理解することが大切です。
なぜなら文法は言葉のルールでありルールは理解していないと使いこなせないからです。
またルールは理由があって存在します。
例えば、サッカーでは『手でボールを触ってはいけない』というルールがありますよね。
※ハンドですね
このルールも何となくでてきたのではなく、手を使うと明らかに有利なので作られたはずです。
同じように文法も言葉のルールなので、そうなる理由があります。
丸暗記はとにかく頭に詰め込む作業で理解は目指していないので、結局よく分からないという事になってしまいます。
だまって静かに勉強
これもやりがちだと思いますが、英語の勉強は声を出したほうが絶対にいいです。
なぜなら言葉の基本は音だからです。
もともと言葉は話し言葉から生まれて、その後に石や紙に書かれるようになっています。
子供も話すことを先に覚えて文字は後から習って書けるようになりますよね。
なので言葉と音を切り離すのはNG。
声を出す効果は科学的にも証明されています。
｢生産効果（production effect）｣といい、物事を記憶する一番の方法は声に出すことだという研究結果が、カナダの研究者たちによって（2010年に一度証明された後）再確認されたとCBC Newsが伝えています。引用: lifehackerhttps://www.google.com/amp/s/www.lifehacker.jp/amp/2018/01/180112_remember-things-better-by-saying-them-out-loud.html
記憶にも残りやすいので声に出すことは必須です。
効果的な文法の勉強方法
効果的に学習するには丸暗記ではなく、１つずつしっかりと理解していくのが良い方法です。
おすすめなのは文法のイメージを大切にすることです。
例えば、分かりやすいのが前置詞です。
・He is sitting on the chair.（彼はイスに座っています）
・He is sitting in the chair.（彼はイスに座っています）
日本語は同じですが、onとinが違うだけで意味は少し変わります。
意味の違いは分かりましたか？
答えはイスの種類が違うことです。
onとinのイメージはこんな感じです。
・onはどこかに接したり、くっついている
・inは中に入っていたり、包み込まれている
つまり上の２つの文の違いはこんな感じです。
・sitting on the chair : 普通のイスに座っている
・sitting in the chair : 肘掛けつきのイスに包み込まれるように座っている/フカフカの柔らかいイスに包み込まれるように座っている
明確なルールはないですが、イメージとしてはこんな感じです。
このように文法のイメージを理解するほうが無理なく勉強できます。
詳しい勉強法や参考書についてはこちらの記事を読んでみてください。
勉強のスケジュール
英語を勉強するうえでどれほどで文法が身につくのか気になりますよね。
基礎の学習は、ボリュームもないため1日2時間やれば1か月で1回は終わります。
2回目、3回目と復習する時間を考えても、2ヶ月もあれば忙しい人でも十分にすすめることができます。
2回目以降の復習はスラスラ進められるので3ヶ月もあれば一通りは理解できます。
そのため忙しい人でも4ヶ月もあれば文法はかなり理解できるはずです。
初心者でも独学でOK？
ここまで見てきて初心者でも独学で大丈夫なのか？と疑問に思う方もいるかと思います。
結論、初心者でも独学でOKです。
少なくとも中学校で英語の授業を受けていれば独学で大丈夫です。
そもそも言葉は教わるものではなく本来自分で勉強するもの。
どんなに教えるのが上手い人がいたとしても勉強するのは自分ですよね。
つまり独学でも十分学習していけます。
英語を使えるようにするトレーニング
文法はあくまでも骨組みなので、これだけできてもあまり意味はありません。
文法を勉強するからには英語を使えるようにしたいという人も多いと思います。
そこで英語を使えるようになるためにはトレーニングが必要です。
今回紹介するのはこの２つ。
・イメージ英作文
・英語で独り言
イメージ英作文
これは想像しながら英文を作るトレーニングでスピーキングに効果的です。
まずは文法書の中から例文を決めて読み上げます。
ポイントはただ読むのではなくその文が使われるのは一体どんな状況なのか？を想像します。
例えば『This resutarurant has good food: このレストランは美味しい』という文を使う場所としてはレストランの店内が考えられます。
つまりこの文を言いながらレストランをイメージします。
できれば誰に向かって言っているのかもイメージしてみましょう。
このトレーニングをする事で英会話でパッと英語が出てくるようになります。
英語で独り言
私たちは普段から独り言をしています。
実際にブツブツ言っていなくても頭の中で思った事を言葉で表現しますよね。
このトレーニングはそんな独り言を英語でやるというものです。
誰かに聞かせるわけではないので、文法の間違いも気にしすぎずやってみましょう。
なるべく簡単な英語で短めの文章で独り言するのがコツです。
例えば「it is hot today:今日は暑い」とか「I want to watch that movie:あの映画見てみたい」など簡単でOKです。
まとめ：暗記ではなくイメージが大切
良くない文法の学習法を4つ。
・ノート作り
・問題をひたすら解く
・丸暗記
・だまって静かに勉強
英語を使えるようになるためにはトレーニング。
・イメージ英作文
・英語で独り言
今回は以上です。
