皆さんこんにちは
アメコミ映画チャンネルです。
今、日本には英語の資格を取ろうとしている人はとても多いと思います。
英検やTOEICを持っていると大学入試でも優遇されたり、就職時にアピールできるからです。
資格を持っていることは素晴らしいのですが、実際は資格を持っているだけでは何の意味もないです。
そこで今回はちょっと残念な英語学習について見ていきたいと思います。
本記事の内容
・英語の資格は意味がない?
・手段の目的化になりがちな日本人
英語の資格は意味がない?
英語の資格は一定の英語レベルを証明するためのものですが、とりあえず持ってりゃ良いというものでも無いです。
多くの人が陥りがちなのが、英語の資格が目的になってしまっているパターン。
いわゆる手段の目的化ってやつです。
英語は1つのツールに過ぎないので、資格だけ持っていても使えないとあまり意味がないです。
例えば、TOEIC対策をする人は沢山いますが果たして実際に英語を使えるのかどうかは怪しいところ。
TOEIC満点でもカタコト英語だったり、そこまで点数は高くないのにペラペラ話せる人もいます。
資格はあくまでも通過地点なのにそこがゴールになっている人が多い印象があります。
多くの人の英語学習の本当のゴールは英語を使えるようにする事だと思いますが、資格取得がゴールにすり替わってしまうのは正直もったいないです。
具体的に英語を使うというのは仕事で使うのもそうですし、話したり読んだり聞いたり出来ること。
資格をゴールにしてしまうとどうしても教材ばかり使い、日常的に使われる英語に触れる機会が少なくなりがちです。
例えば、TOEICのリスニングで300〜400点ほど取れても英語のニュースや動画、映画はさっぱり分からないという人がほとんどではないでしょうか。
私もTOEICリスニングで400点ほど取れていた時でも、英語のニュースや映画は全然聞き取れませんでした。
手段の目的化になりがちな日本人
ここまで英語の資格が目的になっている事について見てきました。
でも日本では英語学習の他にも手段の目的化になりがちな場面が結構あります。
分かりやすいのがルールです。
ルールはどこに行ってもありますよね。
家庭のルールや学校のルール、会社のルール、公共のルールなど、、、
本来、ルールは目的があって作られたはずなのにいつの間にかルールを守る事が目的になっている事もあります。
例えば、皆さん電車内でこんなアナウンスを聞いたことがあると思います。
『優先席付近では携帯電話をマナーモードにするか、通話はお控えください』
これは主にペースメーカーなど機械を体に入れている人に影響が出ないようにするための呼びかけですが、現在はもはや不要です。
そもそも携帯電話がペースメーカーに影響があると言われたのは昔のガラケーの頃で今はほぼ影響がない事が分かっています。
このように影響は無いにも関わらずルールだけがひとり歩きしています。
他にも手段の目的化と言えるのがAmazonなどネットで注文した時の段ボールや箱の凹みや傷のクレーム。
Amazonのレビューを見ているとたまにいるのが、中身はなんとも無いのに箱が凹んでいた、下手すれば段ボールが凹んでいたなどの理由で文句を言っている人をチラホラ見かけます。
そもそも箱や段ボールは中の商品を守るためにあるのだから、箱が凹んで商品が無事ならその役割を果たしたという事です。
ちなみに関係者によるとこんなクレームがあるのは日本くらいだそう。
これ以外にも中古で買った本が汚れていたなどのクレームも手段の目的化に思えます。
本は中に書いてある情報が大切なのであって紙代を払っているわけではありませんよね。
他にも学校の校則なんかももはや手段の目的化と言えそうです。
こんな感じで日本では比較的、手段と目的が入れ替わってしまっている事が結構あります。
英語の資格も同じで、資格があったところで使えなければ何の意味もありませんよね。
もちろん資格がダメというわけではなく、ダメなのは資格がゴールになっている事です。
英語も資格も単なるツールです。
英語学習をする時はそのツールをどう使いたいのかを決めるのがオススメ。
例えば、私の場合は英語で会話ができるようになりたいという思いや、洋画をそのまま理解したい、仕事でも使っていきたいと考えていました。
なんで英語を勉強しているのか分からない人は、手段が目的にすり替わりやすいです。
後から後悔しないためにも、何のための英語学習なのか考えてみてはいかがでしょうか?