英語が英語のまま分からないです。
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
例えば、リスニングで訳していたのではなかなかスムーズに理解できません。
理解する前に相手がどんどん喋って、気づいたら終わっていたなんて事はないでしょうか?
実はこういった事は英語脳がないために起こります。
英語脳、つまり英語を英語のまま分かるようになって初めてスムーズに理解できます。
そこで今回は英語脳が必要な理由と英語脳の作り方について見ていきましょう。
本記事の信頼性
本記事の内容
なぜ英語脳が大切なの?
英語脳が必要な理由は英語をスムーズに理解するためです。
英語をいちいち日本語に訳していたら、話すスピードには絶対に追いつけません。
例えば、翻訳のプロである翻訳家や通訳者の仕事は訳す事ですが、彼らは訳す前から理解しています。
そのためスムーズに翻訳ができるのです。
いちいち訳していると英語を話す時も時間がかかります。
日本語で何と言うか考えて、それを英語に訳して話す。なんてやり方だとかなりぎこちない会話になります。
・翻訳のスピードには限界がある。
・英語脳がないとスムーズに理解・会話はできない
もう一つ英語脳が必要な理由は、全てをカンペキな日本語へ訳せるわけではないからです。
例えば『Tree』は木という意味ですが、英語では『family tree』という言い方もあり、これは家系図を示しています。
Tree=木と翻訳しているだけではfamily tree=家系図と気づく事はなかなか出来ないです。
他にも英語には翻訳が難しいものや、意味がたくさんあり覚えるのが大変な単語があります。
例えば『by』は『〜によって』と訳されがちですが本来の意味は『〜の近く』。
英語そのものの意味を知れば日本語訳は覚えなくてOKですよ。
英語というと何でもかんでも日本語に訳せると思われがちですがそうではありません。
そもそも文化や考え方が大きく違うため、上手く翻訳出来ないことも、、、、。
例えば東南アジアの言葉の中には『雪』という単語がない言葉もあります。
これは当然、雪が降らないからで雪という概念が無いからです。
このように翻訳というのは完全にイコールでない事が多いです。
先ほどの『Tree』も同じです。
イメージとしてはこんな感じで重なる部分もあるけど、完全に一緒ではありません。
ここまでのポイントをまとめておきましょう。
・日本語訳は万能では無い
・日本語というレンズ越しに見ている限り英語とのズレは一生消えない
・訳して理解という流れは時間がかかる
英語脳になるにはどれくらいかかる?
英語脳になるには最低でも半年〜1年はかかると思っておいたほうがいいです。
残念ながら英語は数ヶ月勉強したくらいでは、目に見える成果はあまりありません。英語はこのグラフのように段階的に伸びていきます。
英語の基礎があるなら、英語のイメージを掴んで理解するには2、3ヶ月あれば十分です。
しかし理解した事を定着させるとなると時間がかかります。
スポーツをしたことのある方なら分かると思いますが、体の動きなど頭では分かっているのに体が思うように動かない事はよくあると思います。
英語でも、頭では分かっているのに聞き取れない・喋れないという悩みはトレーニング不足が大きいです。
英語脳を作るにはトレーニングが必要なため1年くらいは覚悟しておきましょう。
ちなにみ私も英語のまま理解できるようになるまで1年はかかりました。
日本でも英語脳は作れる?
日本にいても十分に英語脳はつくれます。
留学したほうが英語脳を作るには早いですが、ぶっちゃけどこにいても問題ありません。
なぜなら現在はインターネットもありますし、英会話学校や教材など豊富にあるからです。
例えば、日本語ペラペラの厚切りジェイソンさんは日本に来る前からアメリカで勉強して日本語を話せたと言っています。
私の知り合いでも留学なしで英語を話せる人はいますし、逆に留学しても話せない人もいます。
つまり英語で大切なのはどこで勉強するかではないです。
日本で英語脳をつくるにはちょっとしたコツがあります。
ポイント
1.英語のイメージを掴む
2.スピーキング練習
1つ目の『英語のイメージを掴む』理由は、翻訳から抜け出すためです。
上で書いた通り、翻訳は必ず本来の英語とズレが起こります。
しかも理解スピードが激おそなのでリスニングで終了します。
そのため英語本来のイメージを掴む必要があるのです。
英語のイメージは長く英語に触れていく中でだんだんと身についていくものではありますが、結構長い時間がかかります。
そのためイメージを掴むための勉強をした方が早いです。
2つ目のスピーキング練習は英語脳と関係なさそうですが実はかなり重要。
英語で話す機会や考える習慣が多いほど、英語脳になりやすいです。
要は英語のイメージを身につけただけでは、定着しないので話して自分のものにするという事です。
スポーツのルールを知っただけでは上手くならないのと同じで、英語でも練習あるのみです。
『ノートに書いたりライティングじゃだめなの?』という質問もありそうですが、あまり良く無いです。
これは単純に書くのと声に出すのではスピードが違うので、話したほうが効率がいいという事です。
リスニングも鍛えたいなら断然、書くより話すです。
ここまでをまとめるとこんな感じです。
・翻訳から抜け出すには英語本来のイメージを掴めばOK
・英語脳を自分のものにするにはスピーキング練習が王道
スピーキング練習と言っても多くの方はやった事がないと思うので、下の記事をご覧ください。
日本にいながらスピーキング練習する方法について書いています。
何よりも英語脳を作るには行動あるのみ!
コツコツやっていきましょう。