ちょっと一息

英語でも空気を読むって嘘?『知らないとヤバい日本語との違い』

2020年8月20日

 

皆さんこんにちは
アメコミ映画チャンネルです。

日本語には『空気を読む』という言葉がありますよね。

分かりやすい例がダチョウ倶楽部のネタ。

A:『俺がやるよ』

B:『いや、俺がやるよ』

C:『じゃあ、俺がやるよ』

AB:『どうぞ どうぞ』

 

英語では少しだけ似た表現で『read between the lines:行間を読む』というものもありますが、日本語の空気を読むとは違います。

そこで今回は英語では一体空気を読むのか?
知っておくべき英語と日本語の違いについて見ていきましょう。

 

本記事の内容

・英語では空気を読まない?

・英語の考え方は合理的

・意見を言えるようになるには

 

英語では空気を読まない?

英語圏で日本人のように空気を読むことはあまりないと言えます。

 

日本で『空気を読む』と言えば同調圧力とほぼ同じですよね。

他の人がやったからやる、誰も手をあげないからあげない。
ようは和を乱さないのが空気を読むこと

 

一方、英語圏でこのような事はあまりないです。

『じゃあやっぱり英語圏の人は、他人には気を使わず自己主張強めなのか、、、』
というとそういうわけではありません。

例えば『What would you do?』というアメリカの番組を見ても分かるように、人助けをする人は結構います。

友達が悲しんでいれば、お構いなしにハイテンションで接するのではなく、もちろん慰めたり優しく接します。
もしお構いなしにベラベラ話しかけてくる人がいれば、それは単に性格が悪いかサイコパスのどちらか。

こう言った意味では空気を読むのは万国共通と言えると思います。

 

冒頭で紹介した『Read between the lines』も『人の言動から気持ちを予想する』という意味。

ちなみにロングマンにはこんな感じで出ています。

 

でもこれは日本の『空気を読む』とは違う事が分かりますよね。

『Read between the lines』は空気を読むではなく、『察する』とか『思いやり』のほうが近いと思います。

 

一方で日本の『空気を読む』は『周りに合わせる』意味合いが強め。

・誰も手をあげないから自分もあげない

・皆んなが持ってるから買う

・皆んなが行かないから行かない

上記の3つはどれも空気を読んだ行動ですよね。

でもこのような日本的な空気を読む行動は英語圏ではほぼ無いと考えてOK。

 

一般的にヨーロッパ やアメリカで上のような事をやれば、ちゃんとした人として見られない可能性もあります。

ヨーロッパやアメリカでは合理性や自立性が好まれます。
でも日本の『空気を読む』は非合理的で依存的。

例えば、言いたい事があるのに誰も手をあげないからと黙っていれば『何で意見があるのに黙っているの?』となります。
もし会議や話し合いなら『何のためにあなたはここにいるの?』となってしまいます。

つまり何も話さなければ、そもそもいる意味がないという事。

 

ポイント

・日本の空気を読むは周りに合わせる事

・日本以外でも他人の気持ちを察したり、思いやる意味で空気は読む




英語の考え方は合理的

英語を使う時に日本語と同じ感覚でいると誤解が生まれるので注意です。

特に話す場面では気をつけた方が良いです。

例えば『What do you think?:あなたはどう思う?』と聞かれて『何も答えない/誰かと同じ意見』は良くないですよね。

 

もしこれが会社での仕事だったらなかなか致命的。

最悪、『他の人と同じ事しか言えないなら、あなたがいる必要ないよね』となってしまいます。つまりクビです。

 

英語圏のヨーロッパ人やアメリカ人などが比較的合理的というのは英語の言い回しを見ても分かります。

例えば『Common sense』は『常識』と習いますがこれはかなり違います。
というかだいぶ違います。

 

日本語での『常識』の使い方は、

『そんなの常識だろ!』とか

『こんな事も知らないのか?常識だろ』
といった感じ。

 

でも『日本の常識、世界の非常識』と言うように常識は地域、人、時代によって違います。

例えば、日本では箸で食事しますが手で食べる国もありますよね。

江戸時代はちょんまげが常識でしたが今は違います。

 

英語の『Common sense』も『常識』と習うので、同じものと思いがちですが全く違います。

ロングマンにはこんな風に出ています。

『理にかなった振る舞い、実践的な判断ができる能力』

 

つまり合理的な判断や振る舞いができると『君はCommon senseがあるね!』という事。
単にみんなと同じ事しかやらないのはむしろCommon senseのない人です。

 

日本語の『常識』は合理的とは限らず、意味不明な事もしばしば、、、

例えば、一昔前のオフィスでは、お茶入れは女性がやるのが常識でした。
昔のドラマを見ると分かると思います。

今はこんな事ないでしょうけど、女性がお茶を入れなければならない合理的理由はないですよね。




意見を言えるようになるには?

『そうは言ってもなかなか自分の意見とか言えないよ、、、』
こんな人もいると思います。

日本的に空気を読んでしまう人ですね。

 

そういう場合は『なぜ意見が求められているのか?』と考えると意見が言いやすくなるかもしれません。

 

例えば話し合いで意見を求められた時に、空気を読んで手を上げないのではなく『何のための話し合いなのか?』と考えます。

もちろん黙って大人しく座っているためではありませんよね。

何のための話し合いか分かれば、みんなが空気を読んで手を上げず黙っているのはおかしいと気づくはず。

これは日本語でも英語でも同じなので、この考え方をしていれば自然と意見を言うのが当たり前になると思います。

 

でも英語の場合は、慣れていないとなかなかうまく話すことができません。

意見が思いついてもそれを表現する英語力がないと当然伝わらないです。

 

今回紹介したマインドも大切ですが、スピーキング力があって初めて力を発揮するもの。

スピーキング力に自信がないという人はこちらをご覧ください。

 




  • この記事を書いた人

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英語を使って仕事をする26歳。 普段は貿易会社で海外との仕事をしながらYouTubeを活動をしたり、ブログを書いてます。 英語赤点 → TOEIC785 → 洋画やアメコミを英語で理解 → 英語を使い仕事

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