今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事でわかる事
- リスニングが頭に入らない3つの理由
- リスニングを理解するための3つの学習法
リスニングで部分的には聞き取れたのに、何の話か分からないことってありますよね。
実際、私も高校生や大学生の初めの頃はまさにそんな状況でした。
でも今ではそういった事と少なくなってきたので、今回は頭に入らない原因と対策などについて見ていきます。
それではいきましょう〜
本記事の信頼性
本記事の内容
リスニングが頭に入らない理由
リスニングが頭に入らない理由は次の通りです。
-
文法・単語などの基礎力不足
- 読むスピードが遅い
- イメージ不足
では1つずつ見ていきましょう。
文法・単語などの基礎力不足
リスニングで分からない、聞き取れないという人のほとんどはこの基礎力の不足が原因である事がかなり多いです。
これが原因の場合、聞き取れないというよりリスニングのスクリプト(台本)を読んでも理解できない事も多いと思います。
つまり読んでも分からないので、聞いても分からないという事です。
この場合いくらリスニングのテクニックなどを使ってもカバーするのは難しいです。
特に文法や単語は分かったつもりになっている事も多いので注意です。
例えば、『on』という単語は一見簡単ですがこんな使われ方をしたらどうでしょうか?
- Please start the exam on my signal.
※ちなみにこれは普通に使われる表現です。
『on』の意味を知っているつもりの人でも、分からない人も多いと思います。
これは『私の合図で試験を始めてください』という意味です。
また単語に関しても何となく知っている程度では、リスニングの時にはほとんど役に立たないです。
イメージとしてはこんな感じで
こんな感じで音声は一瞬で過ぎ去るので、単語を何となく知っているだけでは厳しいそうです。
文法や単語の学習のやり方については最後に紹介しますね。
補足:発音の理解も大切
発音に関しても基礎的なことを知らないと、頭に入らない・聞き取れない原因になります。
発音でよくあるのが思っていた発音と違うという事です。
例えば『umbrella:傘』を『ウンブレラ』と間違えて覚えていたとします。
その時に音声で『ʌmbrélə(アンブレラ)』と聞こえてきても違う単語だと思ってしまいます。
こんな感じで発音を知らないために聞き取れないこともあります。
読むスピードが遅い
リスニングで一部は聞き取れて意味も分かるのに、全体的にはどんな話かよく分からないなんて人もいると思います。
そんな人は文書を読むスピードが遅い場合があります。
上で話した通り読んで分からないものは聞いても分からないことがほとんどです。
つまり聞いて理解するには、話すスピードと同じくらい読むスピードも必要となります。
読むスピードが遅い原因
- 文法の理解不足
- 単語力不足
この2つがほとんどです。
イメージ不足
聞いて頭に入らない理由は内容をイメージ化できていない場合もあります。
例えば、日本語でもそうですが人の話を聞く時に一語一句覚えている訳ではありませんよね。
でも話の内容は覚えていますよね。
つまりこれは話の内容をイメージして理解しているからです。
日本語の場合は意識しなくてもイメージができますが、英語の場合は少し意識してイメージする事をおすすめします。
リスニングを理解するための学習法
リスニングを理解するための学習法は次の通りです。
-
文法をイメージで理解する
-
単語もイメージで覚える
- リスニング音声を繰り返し聞く
では1つずつ見ていきましょう。
文法をイメージで理解する
文法をイメージで理解するのはかなり重要です。
と言ってもよく分からないですよね。
一言でいえば英語ネイティブがどのように英語を理解しているか知ることです。
でもリスニングではそれだと少し厳しいです。
なぜなら暗記は日本語訳を覚えているからです。
例えば、『have +PP:現在完了形 〜してしまった』と暗記したとします。
でもリスニングの時にいちいち翻訳していて間に合うでしょうか?
無理ですよね。
そのため翻訳ではなく英語ネイティブが文法をどう理解しているのかを知れば、もっと簡単になります。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので読んでみてください。
ちなみに使う教材としては『1億人の英文法』です。
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単語もイメージで覚える
単語もとりあえず暗記という人が多いと思いますが、それだと結構すぐに忘れてしまいますよね。
例えば『through』『though』などの似ている単語はめんどうですよね〜
そのため単語は『イメージ+語源』で覚えるのがおすすめです。
上でも話した通り、リスニングをスッと理解するには話のイメージ化も大切です。
単語も1つ1つ日本語に翻訳していたら確実に間に合いませんよね。
そのため単語もイメージで覚えていきましょう。
- イメージで覚える方法=画像検索
例えば『through』はこんな感じ。
下手に日本語で覚えるよりイメージで理解するほうが覚えやすいですし、リスニングにも役立ちます。
補足:語源を使うと便利
単語を覚える時に便利なのが語源です。
例えば『pre』という言葉は『前に』と言う事を意味しています。
そのため
-
prepare:準備する
-
prejudice:先入観
- precedent:前例 などなど
このように前もって何かしたり、前の事(過去)が関係する『先入観』や『前例』など共通する意味があります。
そのため単語は語源を元にすると一気に複数覚えられたりします。
詳しくはこちらの本を読んでみてください。
リスニング音声を繰り返し聞く
リスニング音声はあっちもこっちも聞くというより、初めは1つに絞ることをおすすめします。
リスニング音声を選ぶポイントは次の通りです。
-
スクリプト(台本)付きの音声
- 読んで理解できる文章
そのためスクリプト付きの音声を使いましょう。
また上でも話した通り読んだ理解できる音声を使うようにしましょう。
そこでおすすめなのは音声付きの文法書です。
『キクタン』などはCD付きですぐに音声を聴けるので、文法を学習しつつ音声も聴けるので音声付きの文法書はおすすめです。
詳しい文法の学習などについてはこちらの記事にまとめたので読んでみてください。
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まとめ:基礎力の不足が頭に入らない主な原因
リスニングが頭に入らない理由は次の通り。
-
文法・単語などの基礎力不足
- 読むスピードが遅い
- イメージ不足
リスニングを理解するための学習法は次の通り。
-
文法をイメージで理解する
-
単語もイメージで覚える
- リスニング音声を繰り返し聞く
今回は以上です。