上手く話すためのコツを教えてください。
今回はこんな疑問にお答えします。
英語を勉強する人の中にはテストで点をとるだけでなく使えるようになりたいと思う人も多いはず。
そんな私もその1人でテストの点よりも英語を使う事に重点を置いてきました。
結果的にその方法でTOEICスコアもだんだん上がったので、けっこう良い方法なのかなと思います。
でも英語を話したり聞くって少しハードル高めですよね。
そこで今回は英語を使う時に知っておくべきコツを見ていきましょう。
本記事の信頼性
英語赤点から始まり仕事で英語を使うまでに成長しました。
英語歴は10年弱。
本記事の内容
・英語のコツは完璧主義を捨てる事
・英語を完璧に話すのはムリ
・なぜ完璧を求めてしまう?
英語のコツは完璧主義を捨てる事
英語を話したり・使う時に知っておくべき事は完璧主義を捨てる事。
英語を勉強する人の中には、完璧な英語や完璧な文法を目指している人も多いかと思います。
でもそんな完璧主義が障壁となり、間違いを恐れて英語が使えない・話せない人もいるのではないでしょうか?
もし本当に完璧を目指していたら何もできなくなってしまいます。
例えば、アスリートは完璧なコンディションで試合を迎えるのがベストなのは言うまでもありません。
でもたまには完璧なコンディションでない時もあるはず。
だからといってすぐに欠場したりしませんよね。
もし本当に完璧なコンディションを目指したら一生試合には出られないかもしれません。
特に日本人で多いのが文法的に完璧な文を話そうとしてしまう事。
こんな感じで細かいミスを気にするあまり、なかなか話せない人も多いと思います。
確かに上の例では『S』がないと文法的には間違い。
でもSが無かったとしても十分に伝わります。
間違いを恐れて何も言わないより、多少間違えても積極的に使ったほうが上達も早いです。
同じ英語学習者でも日本人は特に間違いを避けるように感じます。
例えば、東南アジアの人はけっこう間違った英語を使います。
でもそれを気にしないくらい積極的に英語を使う印象。
私は仕事柄英語を使いますが、文法の正確さより伝わるかどうかの方がずっと大切です。
英語も他の言葉と同じように伝えるためのツールにすぎません。
つまり英語は手段であって目的ではないという事。
完璧な英語を求めすぎるのも注意です。
英語を完璧に話すのはムリ
どうしても完璧を目指してしてしまう人は『一体いつになったら完璧になるのか?』と考えると良いです。
完璧になるにはかなりの時間がかかりますし、もしかしたら永遠にムリかもしれません。
そもそも完璧な英語などないと考えたほうがいいかもしれません。
なぜなら言葉はどんどん変わるから。
例えば『ら抜き言葉』は文法的には間違っていますが普通に使われますよね。
日本人でも昔に書かれた古文が読めないように言葉は変化するのが普通。
しかもこの変化した言葉が間違いかどうかはかなり微妙なところ。
『新しい』は今でこそあたらしいと読みますが、本来の正しい読み方は『あらたしい』だそうです。
でも誰も『あらたしい』なんて言いませんよね。
これは英語でも同じ。
例えば『Nice』は褒めたり肯定的な意味で使われますが、もともとは『無知・バカ』などかなり否定的な意味でした。
他にも『I don't like nothing』のような二重否定も文法的に間違いですが、けっこう日常的には使われています。
揚げ足をとるようなミスを気にするより、英語はツールとしてどんどん使う方が良いです。
なぜ完璧を求めてしまう?
多くの日本人が完璧な英語を求めてしまう原因の1つが学校だと思います。
日本の学校では間違いがダメな事として教えられますよね。
例えばテストではいつも正解が1つでそれ以外は全て間違い。
点数化するのである程度仕方ないかもしれませんが、模範解答と違うとバツなので間違いや失敗=ダメな事と思いがちです。
英語の二重否定も実際には使われますがテストではバツを喰らうので、使ってはいけないと思うようになってしまいます。
下手すれば道徳のような1人1人違う意見が求められるべき授業でも、模範解答があったりしますよね。
このように1つの答え以外は間違いでダメな事と教えられて育つので、英語でも完璧を目指しがちなのだと思います。
そのせいか日本では新しい事に挑戦するのはあまり好まれません。
新しい事は間違えたり失敗するかもしれないからです。
一方で日本とは真逆な地域もあります。
例えば、アメリカのシリコンバレーは誰もが知っているIT企業が集まって、イノベーションの中心地とも言えるところですよね。
シリコンバレーで大切にされているのは完璧さではなくチャレンジです。
現に皆さんが今使っているGoogleは初めから完璧な状態で世に出されたのではありませんでした。
こちらが初期のGoogleですが、今のものと比べるとちょっと使いづらそうですよね。
結局この後何回も何回もアップデートして現在の姿となっています。
要は完全ではないけど、とりあえずやってみるかという考え。
実際シリコンバレーのITベンチャーなんかではプロトタイプでもとりあえず売り出して、後から良くしていくというスタイルです。
つまりこんな感じ。
イメージとしては数打ちゃ当たる作戦です。
英語もこれと同じで完璧さでなく、とりあえず話してみる・とりあえず使ってみるのが大切。
自転車の練習で失敗を恐れるあまり、自転車に乗らなかったら一生上手くなりませんよね。
確かに挑戦しなければ失敗はしませんが、上達のチャンスも同時に捨てています。
英語に完璧さは不要。
チャレンジすればするほど上達します。