今回はこんな疑問に答えていきます。
この記事でわかる事
- 英語は翻訳機で充分なのか
- 翻訳でOKな場合
- これからの英語の必要性
生活に欠かせないものとなったテクノロジー。
そのため自動翻訳があるから英語学習は必要ないと思う人もいますよね。
Google翻訳はもちろんのこと、ネット環境がない旅先でも使える手のひらサイズの翻訳機もあるのでますます便利になりました。
英語以外の言葉にも対応しているので、英語が通じない国に行くときは本当に便利だと思います。
そしてこれから翻訳機はますます便利になっていく事が予想できます。
そこで今回はテクノロジーが進化する今後、英語学習は必要なのかどうかについて見ていきたいと思います。
それでは行きましょう〜
本記事の信頼性
本記事の内容
英語は翻訳機で充分?
最近はとても便利な翻訳機がたくさんあり、話しかけるだけで自動翻訳してくれますよね。
そんな翻訳機は便利ではありますが万能ではありません。
翻訳機を使えば旅先で買い物をしたり、ちょっとした事を聞く程度なら便利に使えます。
でもさらに込み入った話しや話し合いとなると翻訳機での対応は難しいです。
そんな翻訳機の弱点は次の通りです。
- タイムラグがある
- ニュアンスが伝わらない、分からない時がある
- 対等な関係が築きづらい
では1つずつ見ていきましょう。
タイムラグがある
どんなに速く翻訳できても、翻訳するからには読み込んでから翻訳までの時間があります。
つまりこんな感じです。
- こんにちは、私は田中と言います。
- Hello. I am Tanaka.
- Hi.Nice to meet you. I'm Tom.
- こんにちは、はじめまして。私はトムです。
翻訳機を使うとどうしても普通の会話の2倍くらいの時間がかかります。
これがちょっとした会話なら良いのですが、込み入った話や会議のような長い話になると余計な時間がかかり結構ストレスになります。
ニュアンスが伝わらない、分からない時がある
英語と翻訳した日本語はイコール関係ではありません。
厳密にはニアイコール≒となります。
例えば、『tree』と『木』は完全にイコールではないです。
そのため英語では『family tree』という言葉もあります。
そのままなら『家族の木』となり、庭に植わっている木か何かだと思いますよね。
でもこれは『家系図』という意味です。
また『tree』は学問の世界では『樹形図』の意味でも使われます。
さすがに『family tree』を『家族の木』と変換する翻訳ソフトはないと思います。
でもこのように英語と日本語の翻訳はイコールではありません。
他にも挙げればキリがありませんが、次のようなものもニュアンスがかなり違います。
- I will go to the park. :私は公園に行きます。
- I am going to go to the park.:私は公園に行きます。
同じ意味として習う『will』と『be going to』ですが、ニュアンスが違います。
『will』はその場の思いつきで言ったニュアンスがありますが、『be going to』は計画していた感じがあります。
でも日本語では全く同じなので、この違いはどうやっても伝わりません。
確かに大きな意味の違いはないですが、チリも積もれば山となるで話の印象などはかなり違います。
これは映画の吹き替えや字幕にも似ています。
映画の吹き替えや字幕は意味が少しズレていたり、文の一部しか訳されていないことはザラです。
やっぱり英語の映画は英語で見るのが1番面白いです。
洋画を吹き替えで見た人も英語で見た人も、物語の流れやあらすじは同じように理解できます。
でも細かい部分の印象というのは、やっぱり違うものです。
対等な関係が築きづらい
外国人と仕事をしたり、人間関係を築いたり、友達になりたいという人も翻訳機はあまりオススメではないです。
なんだかんだ言っても英語はワールドワイドな言葉なので、英語が話せないと相手にされなかったりするからです。
英語が話せない時点で、どうしても発言力などが弱くなりがちです。
全員が英語で話す中、1人だけ翻訳機でノロノロと話していたらどうでしょう。
とりあえず翻訳機で話している間は友達になるのは難しそうですよね。
会話はテンポも大切だったりしますが、翻訳機を使う以上テンポは確実に悪くなります。
翻訳がOKな場合
一方、翻訳でもOKなのは記事や本などの文字情報です。
今は本や記事も翻訳版がたくさん出ているので、わざわざ英語で読まなくても日本語で読めるものもあります。
ただ翻訳版はごく一部しかないのも事実です。日本語で読めるものとなるとどうしても限定されてしまいます。
また本や記事などの翻訳は基本的に機械翻訳ではありません。
翻訳には英語が分かる翻訳家がニュアンスも理解した上でなるべく分かりやすく、原文に近い日本語で書かれています。
これからの英語の必要性は?
テクノロジーが進化しても英語はこれまで通り、できた方が良いものというポジションだと思います。
もちろんできるに越した事はありませんが、実際に英語が必要な人はまだまだ少数ですよね。
でも英語ができると便利な場面はたくさんあります。
英語の情報が得られるので視野が広がる。
一番はこれだと思います。
英語ができると英語の記事や本、動画などからも情報が得られますよね。
英語の本も動画も翻訳を使えばある程度理解できます。でもその手間を考えるとほとんどの人はそこまでして英語の本や動画は見ません。
そこまで英語の本が読みたい人ならすでに英語学習をしてますよね。
英語ができない人にとっては、英語自体ストレスなのでなるべく避けようとします。
つまり英語ができない人は、どうしても必要な時しか翻訳機や機械翻訳も使いません。
英語ができると自然に英語の情報が入ってくるのに対して、できない人は英語を読もうとしないので情報格差が生まれます。
英語は世界で2番目に話者が多い言語ですが、使われる言葉としては1番多いです。
ネット上の情報も英語で書かれたものが1番多いです。
そのためテクノロジーが発達しても英語は出来たほうが良いという事です。
具体的な英語の学習については下の記事で書いているので読んでみてください。
今回は以上です。